「最近街中でよく見かけるようになった、あのスタイリッシュなコンパクトSUVが気になるけれど、実際のところどうなの?」と気になっている皆さま、こんにちは!
今回は、スズキが世界に向けて送り出した自信作であり、日本上陸と同時に大きな話題を呼んでいるクーペスタイルSUV「新型フロンクス」について、徹底的に深掘りしていきます。
近年、使い勝手の良いコンパクトSUVは激戦区となっていますが、その中でもフロンクスの流麗なデザインはひと際目を引きますよね。
ただ、クルマ選びにおいて見た目のカッコよさや価格と同じくらい、いや、それ以上に購入後の満足度を大きく左右するのが「乗り心地」です。
私自身、これまで数多くのSUVに乗ってテストしてきましたが、デザインだけで選んで乗り心地に妥協してしまうと、後になって「もっと長距離もラクに走れたら…」と感じてしまうケースを少なくありません。
近所のスーパーへのお買い物から、休日のリフレッシュのためのロングドライブまで、あなたと大切な同乗者の体を預ける空間だからこそ、絶対に失敗したくないポイントですよね。
この記事では、新型フロンクスの乗り心地に関する詳細なデータや、実際に走らせてみたリアルなテスト結果をベースに、「低速だと硬いって本当?」「後部座席は狭くないの?」といった気になる疑問や不安にズバリお答えしていきます。
フロンクスの強みも、少し注意が必要な点も包み隠さずお伝えしますので、ぜひあなたにぴったりの一台を見つけるための参考にしてみてください!
[参考] スズキ公式:フロンクス (外部サイト)
巷の噂をチェック!フロンクスの乗り心地に関するリアルな声

新しいクルマを検討するとき、どうしても気になるのがネット上の口コミや噂話です。フロンクスについても、乗り心地に関して様々な意見が飛び交っています。
まずは、そんな噂の真相をデータに基づいてわかりやすく解説します。
低速だと乗り心地が「悪い」ってホント?
街中を走っているときや、お買い物の行き帰りのような「時速40km以下の低速」で走っている場面で、フロンクスの乗り心地が「少し硬い」「悪い」と感じる方がいるのは事実です。
マンホールの段差や、少し荒れたアスファルトの継ぎ目を通過する際、「ゴツゴツ」とした振動が車内に伝わりやすい傾向があります。
この理由を以下の表にまとめました。
| 硬さを感じる要因 | 詳しい理由とメカニズム |
| 高めのタイヤ空気圧 | 燃費を良くするため、前輪250kPa、後輪220kPaという高めの空気が入っています。自転車のタイヤをパンパンにすると段差でお尻が痛くなるのと同じ原理です。 |
| モンロー製ダンパー | 欧州の高級車にも使われる高性能なショックアブソーバー(バネの揺れを抑える部品)を採用。走り始めの低速では動きが少し渋く、スポーティな硬さが出ます。 |
| 軽量な車体 | 車重が1,000kg強と非常に軽いため、重たいクルマに比べて路面の凹凸を物理的に弾きやすいという特徴があります。 |
つまり、「乗り心地が悪い」というよりは、「燃費と走りのしっかり感を優先した結果、低速では硬く感じる味付けになっている」というのが正しい見方です。
ネットで「評判悪い」と言われる原因とカンタンな解決策
「乗り心地が硬い」「シートが合わない」といった声がネットで拡散され、一部で「評判悪いのでは?」と心配する声もあります。
特に、ふかふかで柔らかいシートの日本車に乗り慣れている方にとっては、フロンクスの「高反発で沈み込まない硬めのシート」は、最初は違和感を覚えるかもしれません。
しかし、これらの気になるポイントは、実はとてもカンタンな工夫で劇的に改善できます。
✅ 乗り心地を良くする3つのカンタン解決策
- タイヤの空気圧を少しだけ下げる(即効性アリ!)
- 方法: 指定の「250kPa」から、一般的なコンパクトカー水準の「230kPa」程度に少し減圧します。
- 効果: タイヤ本来のクッション性が復活し、街中でのゴツゴツ感がウソのように和らぎます。(※調整はガソリンスタンド等で安全に行ってください)
- 高機能シートクッションを活用する
- 方法: 数千円〜2万円程度で買える「体圧分散機能付きのシートクッション」を敷きます。
- 効果: 硬いシートによるお尻や腰への負担を和らげ、自分好みのふかふか感にアレンジできます。
- 将来、コンフォートタイヤに交換する
- 方法: タイヤがすり減ってきたタイミングで、静かで乗り心地の良いプレミアムタイヤ(ブリヂストンのレグノなど)に履き替えます。
- 効果: フロンクスの走りが、さらにワンランク上の上質さに生まれ変わります。
[参考] ブリヂストン:ブリヂストン最高性能のタイヤ「レグノ(REGNO)」 (外部サイト)
日本では「人気ない」って本当?ライバル車と比べてみた
「フロンクスってあまり見かけないけれど、人気ないの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、Bセグメントと呼ばれるコンパクトSUV市場は超激戦区。
フロンクスは「ターゲット層が明確」なため、特定の層から熱狂的な支持を集めています。
分かりやすく、人気のライバル車とフロンクスの特徴を表で比較してみましょう。
| 車種名 | 乗り心地の方向性 | 車内の静かさ | シートと長距離ドライブの相性 |
| スズキ フロンクス | 欧州風の硬めでフラット。揺れを一発でピタッと止める上質さ。 | クラス最高峰。 エンジン音や雑音が少なく、驚くほど静かな空間。 | 硬質で骨盤を支持。長距離での疲労度が極めて少ない大人向け。 |
| ホンダ WR-V | ストロークが豊かでソフト。路面の凹凸を優しく吸収する。 | 優秀。ただし、加速時のエンジン音は少し車内に入ってくる。 | 柔らかく快適。ただし足元の疲労軽減機能(EPB)がないのが惜しい点。 |
| トヨタ ヤリスクロス | 適度な硬さと軽快さ。スポーティさと日常使いのバランスが良い。 | 標準的。ロードノイズや3気筒エンジンの音が少し響きやすい。 | ホールド性が良く、先進機能も充実していて長距離にも向いている。 |
| トヨタ ライズ | 車体の軽さを感じるやや硬めの足回り。路面のザラザラ感を拾いやすい。 | やや劣る。特有の振動とノイズが車内に入りやすい。 | コスト重視の作り。長距離よりも、近所の買い物など日常使い向き。 |
ホンダ・WR-Vが「広さと柔らかさ重視のファミリー向け」なのに対し、フロンクスは「静かさとフラットな走りを極めた、ドライバーズカー」であることが分かりますよね。
インドからの輸入車だから「恥ずかしい」なんて全くの誤解!
フロンクスはスズキのグローバル戦略車としてインドで生産され、日本に輸入されています。
これを聞いて、「輸入車に乗るのはなんだか恥ずかしい…」「品質は大丈夫?」と思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、その心配は全くの誤解です!
日本にやってくるフロンクスは、日本の厳しいドライバーを満足させるため、スズキが徹底的に「日本専用チューニング」を施した特別仕様なのです。
🇯🇵 日本市場向けに行われた特別なカスタマイズ
- 足回りの最適化: 日本の舗装路に合わせて、サスペンションの減衰力(硬さ)を専用にセッティング。
- 4WDモデルの追加: 雪国や悪路が多い日本のために、わざわざ専用開発の4WDモデルをラインナップ。
- 静音性の強化: 日本人が好む「静かな車内」を実現するため、防音材や遮音材を惜しみなく追加投入。
「わざわざ日本専用にここまで作り込んでいる贅沢なクルマ」に乗ることは、むしろ誇らしいことだと言えます。
デザインと空間から見るフロンクスの乗り心地

クルマの乗り心地というと、どうしてもサスペンションやエンジンのような「足回りのメカニズム」ばかりに目が行きがちですよね。
しかし実は、ボディの形(デザイン)や車内の広さ(空間パッケージング)も、私たちが感じる快適性にものすごく大きな影響を与えているのです。
ここでは、フロンクスの美しいデザインがもたらす走りのメリットと、限られた空間をどう活かしているのか、その秘密に迫ります。
スポーティなクーペスタイルが圧倒的に「かっこいい」!
フロンクスの最大の魅力のひとつが、ルーフ(屋根)のラインが後ろに向かってなだらかに美しく下がる「クーペスタイル」を採用している点です。
全長4メートルを切る非常にコンパクトなサイズでありながら、横幅をしっかりと持たせ、タイヤをボディの四隅にドッシリと配置したことで、上位クラスのSUVにも負けない存在感を放っています。
街中のショーウィンドウに映る愛車の姿を見て、思わず「やっぱりうちのクルマ、かっこいいな」と見惚れてしまうオーナーさんも多いことでしょう。
実は、この「スポーティでかっこいいデザイン」は、単なる見た目の良さだけでなく、乗り心地を良くするための理にかなった形でもあるのです。
デザインと乗り心地の意外な関係性を表にまとめてみました。
| かっこいいデザインの特徴 | 乗り心地へのポジティブな効果 |
| 背を低く抑えたクーペルーフ (全高1,550mm) | クルマの「重心」が低くなるため、カーブを曲がる際に車体がグラグラと横に傾きにくくなります。同乗者の頭が左右に揺さぶられないため、車酔いの防止に大きく貢献します。 |
| 流線型の美しいフォルム | 空気抵抗が少なくなるため、高速道路を走る際に風がぶつかる「ビューッ」という風切り音が減り、車内がより静かになります。 |
| 横幅が広く踏ん張ったスタイル (全幅1,765mm) | 左右のタイヤの間隔(トレッド)が広いため、路面にどっしりと根を張ったような安定したフラットな直進性を生み出します。 |
つまり、フロンクスのかっこよさは、そのまま「揺れの少なさ」や「走りの安定感」に直結しているというわけです。ドライバーはもちろん、一緒に乗る人にとっても嬉しいデザインと言えますね。
買ってから「後悔」しないための後部座席チェックポイント
ただ、美しいクーペデザインを成立させるためには、どうしても物理的な限界(トレードオフ)が存在します。
納車されてから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、車内空間、特に後部座席のリアルな居住性についてしっかりと確認しておきましょう。
まず、前席(フロントシート)はボルドーとブラックを組み合わせたレザー調のシートで、パッと見ただけで高級感があります。
少し硬めでスポーティな座り心地は、長距離ドライブでも姿勢が崩れず非常に快適です。
問題は、ルーフが下がっている後部座席です。
身長180cm、体重88kgのがっちり体型の私が実際に後部座席に乗り込み、空間の広さや座り心地を徹底的にチェックしたリアルな実測値と評価をご覧ください。
🔍 後部座席のリアルな評価チェック表
| チェック項目 | 実測値・体感評価 | 実際の乗り心地への影響とポイント |
| 足元空間(レッグルーム) | ⭕️ 想像以上に広い! (膝前にこぶし約2つ分) | 意外なことに足元は広々しています。前席の下に足をつま先までスッと入れられるため、大柄な私でも下半身の窮屈さは全くありません。 |
| 頭上空間(ヘッドルーム) | ⚠️ 少しタイトな印象 (頭上にこぶし半分) | デザイン優先のため、身長175cm以上の大人が座ると天井が近く、少し圧迫感を感じるかもしれません。小柄な方やお子様なら全く問題ありません。 |
| シートの背もたれ | ⭕️ 肩までしっかりホールド | 背もたれが肩のラインまで高く作られています。背中全体を面で支えてくれるため、カーブでも上半身が横揺れせず、安心感があります。 |
| 乗り降りのしやすさ | ⚠️ 頭上のクリアランスに注意 | ドアの開口部の上側が低くなっているため、乗り込むときは「腰を先に下ろし、その後に頭をスッと滑り込ませる」という少し身をかがめるコツが必要です。 |
| ヘッドレストの大きさ | ⚠️ かなり大型で視界に影響 | 後ろから追突された時のむち打ちを防ぐため、非常に大きなヘッドレストが付いています。安全性は高いですが、少し前が見えにくく閉塞感を感じる要因になっています。 |
このように、フロンクスの後部座席は「下半身はゆったり、上半身は少しタイト」という独特のパッケージングになっています。
また、背もたれの角度を変えるリクライニング機能は付いていないため、数時間を超えるようなロングドライブの際は、サービスエリア等で適度に休憩を挟んで伸びをするのがおすすめです。
【結論:どんな使い方なら後悔しない?】
「週末は必ず家族4人〜5人で乗る」「チャイルドシートに赤ちゃんを乗せ降ろしする機会が毎日ある」といった、後部座席の広さや使い勝手を最優先するファミリー層の場合、乗り降りのしにくさから少しストレスを感じてしまうかもしれません。
しかし、「普段は運転席と助手席の2人で乗ることが多い」「後部座席を使うのは、たまに友人を乗せたり、買い物袋を置いたりする時くらい」という使い方であれば、この空間の広さで十分すぎるほどです。
事前にこれらの特徴を「フロンクスならではの個性」として知っておけば、買ってから後悔することは絶対にありません。
むしろ、これほど取り回しの良いコンパクトなサイズで、大人4人がしっかり移動できる空間を確保しながら、あの美しいスタイリングを実現しているスズキのパッケージング技術には驚かされるばかりです!
フロンクスの乗り心地が愛される理由と走りのヒミツ

街中での少し硬めな印象から一転、スピードが上がるにつれてフロンクスの走りは驚くほど上質なものへと変化します。
ここからは、フロンクスが多くのクルマ好きや長距離ドライバーから高く評価され、深く愛されている理由をさらに詳しく紐解いていきましょう。
高速道路での快適性がバツグン!フロンクスは「なぜ人気」なのか?
街中ではコツコツと路面の変化を伝えてきたサスペンションですが、バイパスや高速道路に入り中・高速域に達すると、まるで別のクルマに乗り換えたかのようにフラットで重厚な乗り心地へと変貌します。
この「速度が上がるほど快適になる」という欧州車のようなセッティングこそが、フロンクスが「なぜ人気」なのか、その最大の理由です。
高速道路で本領を発揮する背景には、スズキの惜しみない技術投資があります。
🛣️ 高速クルージングを快適にする3つのコア技術
- 強靭な基本骨格「ハーテクト(HEARTECT)」
クルマの土台となるプラットフォームには、スズキの次世代技術「ハーテクト」が採用されています。
非常に軽量でありながら、骨組みが連続する設計でガチガチに硬く作られています。
土台が歪まないため、走行中の微細なブルブルとした振動を見事に抑え込み、後述するサスペンションを正確に動かす基盤になっています。 - スピードに乗ると覚醒する「モンロー製ダンパー」
足回りには、ヨーロッパの高級プレミアムカーでも採用実績の多い「モンロー製」のショックアブソーバー(バネの揺れを抑える筒状の部品)が奢られています。
低速では少し動きが渋かったこのダンパーが、スピードに乗るとしなやかに働き始めます。
橋の継ぎ目や路面のうねりを越えても、車体がフワフワと上下に揺れ続けることなく「一発でピタッ」と揺れを収束させてくれます。 - 無駄な修正がいらない「圧倒的な直進安定性」
ハンドルの中央付近の「座り(まっすぐ走ろうとする力)」が非常にしっかりしています。
横風が吹いたり路面が傾いていたりしても、クルマが矢のように真っ直ぐ走ろうとしてくれます。
ドライバーが無意識にハンドルを微調整する手間が省けるため、数時間におよぶロングドライブでも精神的・肉体的な疲労感が劇的に少なくなります。
[参考] スズキ公式:次世代テクノロジー「ハーテクト」 (外部サイト)
[参考] モンロー(Monroe)公式ブランド・製品サイト (外部サイト)
さらに嬉しい副産物として、「クルマ酔いしにくい」という大きなメリットがあります。
重心が低く抑えられ(全高1,550mm)、モンロー製ダンパーがカーブでの不快な横揺れ(ロール)をしっかり踏ん張って抑え込むため、同乗者の頭が左右に揺さぶられることがありません。
山道のカーブが続くような場所でも、安心してドライブを楽しむことができます。
視界が広くてサイズもコンパクト!誰でも「運転しやすい」工夫
どんなに直進安定性が良くて乗り心地が優れていても、運転席に座って緊張してしまうようなクルマは毎日の相棒には向きませんよね。
フロンクスは、ドライバーの体格やスキルを問わず、誰もがリラックスして「運転しやすい」と感じるための工夫が随所に散りばめられています。
まず特筆すべきは、日本の道路環境にジャストフィットする絶妙なサイズ感です。
全長3,995mm、全幅1,765mmというコンパクトなボディは、細い路地でのすれ違いや、スーパーの狭い駐車場でもスイスイと扱うことができます。
SUVならではの少し高めのアイポイント(運転席からの目線の高さ)のおかげで見晴らしが良く、ボンネットの先端も把握しやすいため、運転に苦手意識がある方でもすぐに車両感覚を掴むことができます。
また、運転席のシート設計も秀逸です。
高反発で硬めなウレタンパッドを採用したフロントシートは、座った瞬間のふかふか感こそありませんが、骨盤を正しい位置でピタッと固定してくれます。
身長180cm、体重88kgのがっちり体型の私が座っても、シートバックが肩甲骨のあたりまでしっかりと上半身をサポートしてくれるため、カーブを曲がる際にも姿勢が崩れません。
この「姿勢が崩れないこと」が、長距離運転での腰痛予防や疲労軽減に直結しています。
さらに、フロンクスには日本専用として「4WDモデル」が用意されていますが、実は2WDと4WDで走りの性格が明確に異なります。
以下の表で違いを見てみましょう。
| 駆動方式 | 走りの特徴と乗り心地のちがい | こんな人におすすめ |
| 2WD(FF)モデル | 鼻先が軽く、ハンドルを切るとスッと軽快にクルマが向きを変える楽しさがあります。後ろのサスペンションの動く量に余裕があるため、後部座席の突き上げ感がマイルドです。 | 街乗りがメインの方や、後部座席に人を乗せる機会が多く、クッション性を重視したい方。 |
| 4WDモデル | 後ろ側に4WD用の部品があるため車体が少し重くなりますが、その分タイヤが路面を掴む感覚が強くなります。4輪全体でドッシリと曲がる重厚感があり、高速道路での安心感は圧倒的です。 | 雪国にお住まいの方や、ステアリングの重厚感、ワンランク上の上質な走りを味わいたい方。 |
軽快さの2WDか、重厚感の4WDか。自分のライフスタイルに合わせて選べるのも嬉しいポイントですね。
スムーズな走りで「燃費」と静かな空間を見事に両立
フロンクスの素晴らしい乗り心地を最終的に完成させているピースが、驚くほど静かな車内空間(NVH性能:ノイズ・振動・突き上げへの対策)と、スムーズなパワートレインです。
コンパクトSUVクラスでは、コスト削減や燃費向上のために「1.0Lや1.2Lの3気筒エンジン」を採用する車種が多い中、フロンクスはあえて「1.5Lの直列4気筒エンジン」を採用しています。
3気筒エンジン特有の「ブルブル」としたザラつく振動がなく、回転が非常に滑らかです。
さらに、発進時や加速時にモーターがエンジンを助ける「マイルドハイブリッドシステム」を組み合わせることで、高級車のようにスムーズでジェントルな加速を実現しながら、お財布に優しい優れた「燃費」もしっかりと両立させています。
そして、この上質なエンジンに合わせるように、車内の防音対策にはとんでもない手間とコストがかけられています。
🔇 クラスを超えた静粛性を生み出す徹底的な防音対策
| 対策されている場所 | 使われている技術とこだわりの素材 | 乗り心地へのポジティブな効果 |
| ボディの骨格内部 | 骨組みの隙間に「遮音壁(バッフル)」を配置 | 高い風切り音などの侵入をブロック。ドアを「バフッ」と閉めた瞬間に、外の騒音がスッと消える密閉感を実現。 |
| 足元のフロアパネル | ゴムとスポンジを重ねた「二層構造マット」 | タイヤがアスファルトを転がる「ゴーッ」というロードノイズを大幅に軽減。 |
| ダッシュボードの奥 | 防音材・吸音材を分厚く、隙間なくたっぷり配置 | エンジンの音を効果的にカット。強くアクセルを踏み込んでも、うるさい騒音になりません。 |
これらの徹底した対策により、フロンクスの車内はクラス最高峰の静寂空間に仕上がっています。
高速道路を時速100kmで巡航していても、オーディオの音量をわざわざ上げる必要はありませんし、前席と後席で声を張ることなく、普通のボリュームで楽しくおしゃべりができます。
「静かで、揺れが少なくて、スムーズに加速する」。
この3拍子が見事に揃っているからこそ、フロンクスの乗り心地はドライバーだけでなく、一緒に乗る家族や友人からも愛され、高く評価されているのです。
フロンクスの上質な乗り心地を楽しむ賢い選び方と総まとめ

ここまで、フロンクスの乗り心地に関する様々な特徴や、隠された走りのヒミツについて詳しく見てきました。
「硬い」という噂の裏には緻密な計算があり、スピードが上がるほどに快適になるフラットな足回りや、徹底的な防音対策による静かな車内空間など、知れば知るほど魅力的なクルマであることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
最後に、これからフロンクスを手に入れたいと考えている方へ向けた賢い購入のアドバイスと、この記事の総まとめをお伝えします。
お得に手に入れるなら「中古」も視野に入れてみよう!
フロンクスは非常に魅力的なクルマですが、「少しでも予算を抑えて、ワンランク上の装備や4WDモデルを狙いたい」「新車の長い納車待ちは避けたい」とお考えの方も多いはずです。
そんな時は、新車だけでなく「中古」の市場もこまめにチェックしてみるのが賢い選択です。
中古車と聞くと「古い」「誰かが乗った後」というイメージがあるかもしれませんが、発売からそれほど期間が経っていないフロンクスの場合は、非常にお買い得な車両が眠っています。
💡 狙い目は「登録済未使用車」と「ディーラー試乗車」
中古車検索サイトなどで探す際、以下の2つは特におすすめです。
- 登録済未使用車:
ナンバープレートの登録だけが行われ、実際にはほとんど公道を走っていないクルマです。
コンディションは新車とほぼ同じでありながら、新車価格よりも少しお得に購入できます。 - ディーラーの元試乗車(デモカー):
スズキのお店でお客様の試乗用に使われていたクルマです。
しっかりとディーラーで整備・メンテナンスされているため安心感が高く、ナビやETCなどの高価なオプションが最初から付いていることが多いのも大きなメリットです。
【クルマ好きの豆知識:中古は「乗り心地」が良くなっている!?】
実は、クルマの足回り(サスペンション)は、工場から出荷されたばかりのピカピカの新車状態だと、部品の動きが渋く、乗り心地が最も硬く感じられます。
数千キロほど走って適度に部品が動くことで、バネやダンパーの動きが滑らかになる「馴染み(慣らし)」という現象が起きます。
つまり、少し走行距離が進んでいる中古車の方が、モンロー製ダンパーが本来のしなやかさを発揮し、新車よりも乗り心地がマイルドで良く感じられることがあるのです。これも中古車ならではの隠れたメリットと言えます。
[参考] カーセンサー:フロンクスの中古車情報 (外部サイト)
まとめ:フロンクスの極上な「乗り心地」が毎日のドライブを最高にする!
スズキが世界に向けて放った意欲作、フロンクスについて徹底的に解説してまいりました。
改めて振り返ると、フロンクスは「すべての人に100点満点のクルマ」を目指した優等生ではなく、「刺さる人にはとことん刺さる」、非常にこだわりの強い個性的なSUVです。
最後に、この記事のまとめとして、フロンクスがどんなライフスタイルの方にベストマッチするのかを分かりやすい表で整理しておきましょう。
🏁 フロンクスとの相性チェック表
| 評価 | こんな人に絶対おすすめ!(ドンピシャ) | こんな人は少し注意が必要かも? |
| 使い方 | ✅ 週末は高速道路を使って遠出や旅行によく行く ✅ 普段は運転席と助手席の「大人2人」で乗ることが多い ✅ 山道やカーブの多い道を走る機会がある | △ 常に家族4〜5人でフル乗車して移動する △ チャイルドシートの乗せ降ろしを毎日頻繁に行う △ 荒れた路面や段差だらけの生活道路ばかりを走る |
| 好み | ✅ 車内はとにかく「静かさ」を最重視したい ✅ フワフワしない、フラットでドッシリとした走りが好き ✅ スポーティでかっこいいクーペデザインに一目惚れした | △ ふかふかで沈み込むような柔らかいシートが好き △ 室内の天井の高さや、荷室の圧倒的な広さを求めている △ 乗り降りのしやすさ(ドアの大きさ)を重視する |
「家族みんなで大きな荷物を積んでワイワイ移動する」という実用性を最優先する場合は、同じスズキのソリオなど、もっと背が高くて四角いクルマの方が向いているかもしれません。
時速40km以下の低速域での少し硬めな突き上げ感や、美しいクーペスタイルゆえの「後部座席の頭上空間のタイトさ」といった物理的な制約は確かに存在します。
しかし、そういった日常のわずかな制約を差し引いても、フロンクスが提供してくれる価値はあまりにも絶大です。
- ヨーロッパの高級車のようにフラットで、長距離でも全く疲れない足回り
- クラスの常識を完全に覆す、驚くほど静かで快適な車内空間
- 見惚れるほどスタイリッシュで、所有感を満たしてくれるデザイン
- どこまでも真っ直ぐ走ってくれる、矢のような直進安定性
子育てがひと段落して、これからは夫婦水入らずでゆったりと旅行を楽しみたいダウンサイザーの方。
あるいは、1人で運転する時間が多く、静かで上質な自分だけの移動空間が欲しい感度の高い方。
そんな方々にとって、フロンクスはただの「安くて手頃なコンパクトSUV」という枠を大きく超え、毎日のドライブにワクワクと所有する喜びを与えてくれる「プレミアム・コンパクトツアラー」となってくれるはずです。
文字やデータだけではお伝えしきれない魅力が、このクルマには詰まっています。
もし少しでも気になったら、ぜひお近くのスズキのお店に足を運び、実際に試乗してご自身の体で感じてみてください。
重厚なドアを「バフッ」と閉めた瞬間の静けさや、少しスピードに乗った時のスーッと滑るような極上の「乗り心地」を一度体感すれば、きっとあなたもフロンクスの虜になるはずですよ!

